冷え性の特徴
1.女性に多い
2.冷え性の発症は10代に多い
3.未経産婦に冷え性が多い
4.腰部または足部の冷えが多い
5.出現は冬季および秋季が多いが、春から夏も少なくない
6.月経困難症、月経過多、更年期障害、月経前症候群(緊張症)に冷え性が多い
7.就寝前に冷えを感じるものが多い
8.増悪因子は「寒さや雨天」
9.自律神経不安定の冷え性は足部皮膚温が低い。冬季測定で測定温は有意に低い
10.低血圧傾向の者が多い
11.瘀血、腹皮拘急の者が多い
12.神経症傾向はない。身体的愁訴の健常者より多い。消化器症状・泌尿器症状の愁訴者は多い
13.自律神経不安定者が多い
上記は資料を参考に、冷え性の特徴について報告されているものを載せました。
この様に月経困難、月経過多、月経に伴う不定愁訴、あるいは更年期障害などの婦人科疾患、妊娠経験の有無などの関連が強いという報告がされていて、女性と冷え性はとても身近であり、注意すべき点です。
また冷え性は血行を悪くして瘀血(おけつ)を悪化させるので、妊娠したい女性にとって大敵でもあります。
瘀血(おけつ)とは…血の流れの悪さや体内に残ってしまった古い血が悪影響を及ぼしている状態のこと。特に月経血をちゃんと排出されていないと起こりやすく、女性に多いです。一番の原因は冷え。
そしてこの瘀血があると、月経や妊娠、出産などの女性の生殖機能の働きをつかさどる血の働きを阻害し、血行不良や血の不足から不妊の原因になると考えられています。
また、仕事や不妊治療での疲れや不安、焦りなどから「自律神経不安定者が多い」とあるように、精神的に疲れてしまう方も多いようで、その様な心身の状態は交感神経を刺激し血管を収縮させ、血流を滞らせ、結果冷えにつながります。
鍼灸治療では、副交感神経を刺激し体がリラックスできるよう治療ができるので、肉体的な疲労ももちろん、前向きな気持ちで不妊治療に取り組めるようお手伝いいたします。
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